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スピネット (18世紀タイプ・イングリッシュベントサイド・スピネット

17世紀中頃にイタリア人楽器職人ゼンティによって考案され、英に紹介されたベントサイドスピネットは、新しいスタイルの家庭向きチェンバロとして、英国風に様式化され、18世紀後期まで作られ続け広範に普及していきました。
当楽器は、ラッセルコレクションの1台T.ヒッチコックの設計を基本に、他の様々なオリジナル楽器の優れた部分を取入れ、更に現代の演奏に使い易いよう音域に工夫を加えた他、鍵盤スライドによるピッチ変更(415⇔440)を可能にするなど、当センター独自の設計を完成させたものです。僅かな木象眼の細工を施した天然木目仕上げは英チェンバロの特徴ですが、日本の乾湿混在の気候にも耐え得るよう蓋は額縁作りの工法を用い、脚はイギリス伝統の型を踏襲した大変美しい作りです。18世紀スタイルの楽器でありながら、バロック初期を思わせる枯れた音色と小型にも拘らず深みのある音色を併せ持ち、幅広い活躍をしてくれる質の高い楽器としてご納得いただける小型のチェンバロです。

フレミッシュ1段チェンバロ スチューデント・モデル (A.ルッカース 1640年モデル)

アンドレアス・ルッカース1640年の楽器は、すべてにおいてバランスのとれた優れた設計であり、パワフルな音量と卓越したフレミッシュらしい音色を奏でることで非常に魅力的です。しかし、オリジナルの楽器は、その音域の狭さ(C〜c3)と8’×4’のレジスター故に、演奏できる曲に制限のあることが惜しまれるところでした。そこで、設計の良さを生かしたまま音域を拡張し、8’×8’へのレジスター変更を行うことで、大変に使い勝手の良い1段チェンバロとなりました。また、当時のように調律の際、最低音をショートオクターヴにすればGG音まで拡張することも可能です。渋い音色の中に力強さと軽やかさを併せ持つ表現力豊かなこの楽器をシンプルな仕上げにすることで、お求めやすいスチューデントモデルとしてお作りします。

フレミッシュ1段チェンバロ (A.ルッカース 1640年モデル)

このチェンバロは、アンドレアス・ルッカースが1640年に製作した名器をモデルとしたフレミッシュ様式の1段チェンバロです。チェンバロの長い歴史の上で、ルッカース一族の果たした功績ほど大きなものはありません。16世紀の終わり頃、アントワープでハンス・ルッカースが興したチェンバロ製作の家系は、当時のヨーロッパにおいて画期的な作品を生み出しました。その後のチェンバロ製作は、イタリア様式を除いては、全てルッカース一族系の延長上にあると言っても過言ではありません。このチェンバロのモデルとなった1640年の作品は、18世紀中葉、巨匠ヘンデルが所有したとされる銘器として一段と光り輝く存在です。コンパクトなボディにしてAA〜e3の鍵盤音域、使いやすい8’×8’のレジスター、パワフルな音量、1段チェンバロとしてこれほど使い勝手の優れた楽器はありません。

フレミッシュ1段チェンバロ (I.ルッカース 1638年モデル)

I.ルッカース1638年の2段チェンバロを敢えて1段チェンバロにする価値はどこにあるのか?そこには1段鍵盤に8’×8’×4’という3つのレジスターを備えているという重要な意味を持っています。2段鍵盤は、下鍵盤(バックB)と上鍵盤(フロントF)の音色切換えが手の移動だけで済みます。そして4’はレバー操作を行い、下鍵盤のB8’に付属しますが、1段チェンバロにおいては、この音色切換えをすべてレバー操作で行わなければなりません。しかし、鍵はそこにあります。このレバー操作でのみ成し得ることのできる多彩なレジストレーション(音色の組み合わせ)が可能になり、そして、同じ鍵盤を利用することから、B8’とF8’を違和感なく同等に弾くことができることで、F8’の魅力を充分に引出すことができるのです。

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