商品紹介

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ご来店の際は、他の楽器店・専門店をご覧になってから最後にギタルラ社へお越しください。“同じ価格帯のギターでこんなに違うのか!”と、その差を実感していただけます。 ギタルラ社は、数で圧倒する一部の楽器店・専門店とは異なり、これぞ!というギターしか在庫しません。ご予算を100%生かし、永年ご愛用できるギターを真にお求めの方のためのギター専門の楽器店です。 地方にお住まいの方は、本当の一流ギターに接することは難しいかと存じます。お気軽にご相談下さい、きっとご満足いただける結果をお約束します。

以下4ページに渉り紹介するのは、ギタルラ社が推奨できる輸入ギターです。 但し、製作者がはるか昔の故人であったり、ほとんど継続的な入荷が見込めなかったりする作品はここに紹介はしていない場合があります。例えばトーレス、ラミレス1世・2世、マヌエル・ラミレス、エミリオ・パスクアル、シンプリシオ、E.ガルシア、サントス・エルナンデス、エステーソ、ハウザー1世等々1950年以前の歴史的名器の他にも、珍しく、しかも価値あるギターや、価格的に充分妥当なギターは折りに触れ入荷しています(その都度What’s New欄や特別商品コーナー欄でご案内)。 ご興味をお持ちのギターがございましたら、以下記載のあるなしに拘らず、どんなことでもお気軽にお尋ねいただければと存じます。 また、ここに推薦 したギターのいずれも簡単に入手できるものではありませんから、在庫のない場合はご容赦ください。 今ここで、輸入ギターを、とお考えの方は、一生のギターとして思い切って、という方のはずです。思い立ったらすぐにでも、というお気持ちはわかりますが、慎重に、慎重にお選びいただきたいものです。輸入ギターと言っても実際は量産工場製の物だったり、下請けに作らせているものだったり、優秀な日本の手工製作家の作品の方がずっとマシだったりすることはよくあることだからです。品質と価格のアンマッチがとても多いのも輸入ギターで気をつけるべきことでしょう。又、中古品が売買されることが多いのも輸入ギターの特徴ですが、これは特別慎重になさってください。新品定価がいくらだからずっと安い等々、単純に考えてはいけません。当WEBの「ギターのはなし」をご参照下さい。

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サンティアゴ・デ・セシリア

サンティアゴ・デ・セシリアのギターは、ホアン・サンティアゴ・カナルスとマリア・セシリア・サエンス夫妻の合作です。共にアルゼンチンのブエノスアイレスに生まれ、夫々別の製作家に師事して製作を学びましたが、二人の出会いと結婚によりサンティアゴ・デ・セシリア・ギターが誕生しました。

サンティアゴはブエノスアイレスの国立ラプラタ大学で、ギター演奏家及び音楽学の学位を得ています。他方セシリアはチェロの名手で、ブエノスアイレス時代の8年間オーケストラでチェロを担当していたほどです。

2000年に二人はスペインに渡りましたが、同年サンティアゴは、サンティアゴ・デ・コンポステラのスペイン音楽講習会でカロリナ財団より認められ、バルセロナ音楽院での奨学金を得たことでバルセロナに移住しました。

2002年より工房を構え、ホアン・アントニオ・レジェスの影響の下、年間わずか18本のギターを生産しています。

明るく伸びやか、そして軽やかでありながら意外に強靭な音質、ホアン・アントニオ・レジェス譲りの美しいセラックニスの仕上げ等、価格からは考えられないような上質のギターとしてギタルラ社が自信を持って紹介します。

現在のモデルは二人が尊敬するマルセロ・バルベロ1世(1957年製)によるものと、1年間掛けて修復を担当した1862年製のアントニオ・デ・トーレスの完全コピーモデルで、完成度は非常に高く、年間たった数本の入荷は間違いなく早い者勝ちになるに違いありません。絶対のオススメ、こんなギターのための言葉です。

ホアン・アントニオ・レジェス

ギタルラ社では、スペインで製作される優秀なギターを長年探し続けてきました。しかし、そうそうそのようなギターがあるはずも無く、その間、各国から これぞ優秀、これぞ逸品と称して国内には外国産のギターが溢れかえっています。何とか、本当の価値あるギター を探したい。そんな思いが通じたものか、2005年にホワン・アントニオ・レジェスにたどり着くことが出来ました。

レジェスは、1965年生まれのバルセロナに住む製作家です。バルセロナといえば巨匠“フレタ”しかいない と思われていましたが、こんな素晴らしい製作家がコツコツと世に知られないままに製作を続けていたのです。

レジェス・ギターは正にスペインの音を持ちますが、それでもマドリードともアンダルシアのグラナダやコルドバ とも違う音です。軽やかな音でもアンダルシア程ではなく、しっかりしていながらマドリードのしぶとい強さでは なく上品さを備えています。

工作技術は申し分なく、仕上げのセラックニスも名人アントニオ・マリンをはるかに超える見事さです。音は十分に鳴り響き、低音の切れの良さ、高音の伸びの良さはバランスの良さとあいまって特筆されます。 しかも製作本数は年間たった12本、そのうち半数がギタルラ社に入荷します。コンサートで実力を発揮したいギタリスト向きです。

ベルト・クワッケル

1951年オランダ中心部にあるデフェンターに生まれたクワッケルは、独学で製作法を学び、1981年より製作家として他に類の無い清楚な上品さに溢れた、そして他に類の無いほどの遠達性に優れたギターを送り出しています。キリっとした低音と抜けの良い高音とのバランスも申し分なく、ステージ効果も抜群のギターです。

美しい木目のメープル使用のルーシニアモデル、中南米ローズウッド使用のメルーラモデルに加えて、2005年に新開発されたネックと指板が中南米ローズウッドで一体製作されたメルーラ・スペシャル・エクスクルーシヴ・モデルは驚異的なサスティーンを誇ります。コンサートギタリストに最適なギターとして今、世界中で注目されています。ジョン・ミルズ、シュテファン・シュミッツ、サイモン・ディニガン、グローニンゲン・ギターデュオ等は代表的な愛用者です。

テオドロ・ペレス

かつてのラミレス工房の偉大なる製作家、マリアノ・テサーノス(父親)の薫陶を受けた、テサーノスとペレスは一緒に工房を設け合作していました。

彼らの作品は、その艶のある音色と鋭敏さにおいて、現在スペインを代表をするものとして認知されています。 (写真はトーレス・モデルです。)

2004年2人は、袂を分かち、おのおの自分の工房でおのおのの息子と共に働くようになりました。どちらの作品も キレの良い華やかな音が特徴ですが、ペレス工房作品は比較すると多少の落ち着きが感じられると言えましょうか。

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